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幻の「伝十郎桃」が復活/川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2013年7月28日(日) 22:21

明治時代に現在の川崎市川崎区大島で開発され国内に普及したが、工業化などによりその姿を消した「伝十郎桃」。復活を目指し、数年前から栽培に取り組んできた同区の市立藤崎小学校(柴嵜淳校長)でこのほど実を結び、28日、「復活を祝う会」が催された。

伝十郎桃は1896(明治29)年、農家の故吉沢寅之助さんが品種改良を重ねて開発に成功。寅之助さんの父の名にちなんで命名された。

病害に強く、「長十郎梨」と並ぶ川崎の特産品として名をはせたが、大正から昭和期の急速な工業化などで作付けが減少。市内では栽培が途絶えた。

川崎発祥の桃を復活させようと、5年ほど前から区内10校の小学校でハナモモなどの木に伝十郎桃を接ぎ木した。藤崎小では校務員の原田博さんや前任者が中心となって管理を担当。原田さんによると、6月上旬に四つの実を発見、市農業技術支援センターの協力で、鳥などの被害を防ぐための袋つけ作業を行うなど慎重に育ててきた。

区内で初めて収穫に成功した“藤崎小産”の伝十郎桃のサイズは直径7センチほど。同校で開かれた「祝う会」には再生に尽力してきた市議会議員や市職員、同センターの関係者ら約30人が出席し、復活を喜んだ。

同校6年の児童4人も参加し、さっそく伝十郎桃を試食。女子児童(12)は「お店に並んでほしいと思うぐらい甘酸っぱくておいしい」と笑顔を見せた。

柴嵜校長は「桃をきっかけに、子どもたちが川崎の歴史に関心を持ってくれたらうれしい」と話していた。

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