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「三崎音頭」60年ぶり復活、元踊り手が指導し有志ら8月披露/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年7月18日(木) 21:45

藤井さん(中央)から踊りの指導を受ける日の出会のメンバー=三浦市三崎
藤井さん(中央)から踊りの指導を受ける日の出会のメンバー=三浦市三崎

三浦市の三崎港で、戦前から戦後にかけて親しまれた「三崎音頭」がこの夏、約60年ぶりに復活する。長く途絶えていたが、元踊り手の女性らが振り付けを再現。往時の港のにぎわいを表現し、漁師町で愛された歌と踊りが戻ってくる。

♪三浦三崎に相模の海が ドンと打ちゃドンと鳴って気も晴れる

戦前からマグロの水揚げ基地として栄えた三崎港。漁師の気風を風情あふれるはやしのリズムに乗せた歌は、海洋画家の故飯塚羚児さんが作詞した。親交があった横須賀市の小宮佐地子さん(72)によると、遊びに来た飯塚さんがその情景を基に1933(昭和8)年ごろに作ったのではないかという。

漁師町の娯楽として親しまれ、芸者街だった三崎の日の出地区では盆踊りで花柳界の女性が歌い、地元の若い娘たちが踊った。藤井律子さん(86)は「娘盛りの子たちはみんなで輪になって楽しんだ」と懐かしむ。

ただ、昭和20年代に入ってより親しみやすい「三崎港音頭」が誕生。三崎音頭は「知る人ぞ知る」歌となった。20年ほど前に、小宮さんが編曲をして生前の飯塚さんとテープに収録したが、このときも大々的に発表はされなかった。

忘れられた存在に再び光を当てたのは、日の出地区で民謡に親しむ女性有志の「日の出会」。60代のメンバーも歌は知らなかったが、顔見知りの藤井さんが事あるごとに口ずさむメロディーに引かれ、復活に乗り出す。昨年末には、民謡に詳しい市職員が保管していた三崎音頭のテープを入手した。振り付けは、藤井さんの記憶を基に再現していった。

メンバーは週1回のペースで踊りの練習を重ね、8月13、14の両日に三崎地区で行われるイベント「みうら夜市」で初めて披露する。約20人をまとめる会代表の塩瀬和子さん(69)は「先輩たちの歌を受け継ぐ思いで踊りたい」と意気込む。

藤井さんは「昔の歌が再び世に広まるのはうれしい。港がにぎやかだったころの文化を感じてもらえたら」と期待を寄せている。

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