
伊勢原、平塚両市を結ぶ道路の早期整備に向け、両市による整備促進協議会が17日、発足した。
道路は、平塚市浅間町と伊勢原市石田を結ぶ総延長約10キロのうち未整備区間の約3・4キロ。完成すれば、国道1号と246号を南北に結ぶ新たな幹線道路となる。現在、湘南と県央地区をつなぐ広域的な幹線道路は国道129号のみ。渋滞を避けようと迂回(うかい)する車が周辺の生活道路を抜け道として利用し、通学路の安全確保などに支障や課題があるという。
伊勢原市立図書館で行われた協議会の設立総会で、会長に就いた高山松太郎伊勢原市長は「昔から強い絆で結ばれている両市のまちづくりの発展のために大きな役割を果たす路線になる」と強調。副会長の落合克宏平塚市長は「ツインシティを見据え、できるだけ早く整備が進むよう協調していきたい」と述べた。
2016年度までに改定される県の「みちづくり計画」に県道としての整備が位置付けられるよう、8月末に要望を行う。
【】