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自分の命最優先に、湯河原町が消防団員用震災対応マニュアル策定/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年6月27日(木) 22:37

相模湾で大地震が起きると津波がすぐに到達する恐れがある湯河原町は27日までに、地元消防団や団員の基本行動を規定した「消防団震災対応マニュアル」をまとめた。東北3県で数多くの消防団員が犠牲になった東日本大震災を教訓に、団員が自らと家族の命を最優先に行動するよう明記。状況によっては「率先避難団員」としていち早く高台へ逃げる役割も求めている。

震災では、岩手、宮城、福島の団員計198人が水門閉鎖や避難誘導などの活動中に死亡、行方不明となった。その教訓を生かすため、総務省消防庁は団員の安全確保策や退避ルールなどを決めるよう市町村に求めており、同町は昨夏から検討。今年5月にマニュアルをまとめ、全団員に配布した。

団員が自らと家族の命を最優先に行動することを冒頭に規定。9分団ある湯河原町消防団(団員数計205人)のうち三つの分団が津波の危険がある海沿いの地域を受け持つことを踏まえ、津波警報が解除されるまでは詰め所などに参集せず周辺住民に避難を呼び掛けるよう求めた。さらに、避難困難地区に位置付けられている福浦地区の一部の団員については「率先避難団員」として逃げる大切さを身をもって示す役割を促している。

活動する場合は撤収や移動に要する時間を考慮。気象庁が警報の続報で示す津波到達予想時間の30分前までとし、そうした退避方針についてあらかじめ地域の理解を得ておくことも必要としている。

町消防本部総務課は「マニュアルに基づいた訓練を繰り返し行うことで定着を図り、よりよいものへ改善していきたい」としている。

県が震災を踏まえて昨春にまとめた津波浸水予測図では、相模湾などを震源とする元禄型関東地震と活断層の連動地震が起きると、福浦に地震の11分後に7・1メートル、吉浜には9分後に6・3メートルの最大波が到達。1923年の関東大震災の再来型や県西部地震でも、10分前後で沿岸各地におおむね5~7メートルの津波が押し寄せると予想されている。

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