
サザンオールスターズの活動再開宣言を受け、ボーカルの桑田佳祐さん(57)が生まれ育った茅ケ崎市内では、喜びの声がこだました。茅ケ崎公園野球場(中海岸)でのライブ開催だけでなく、サザンビーチちがさきにゆかりの「海の家」も出店する予定で、ファンの“聖地”は熱い夏になりそうだ。
「チケットが当たりますように! 復活おめでとうございます」。25日午後3時40分ごろ、名古屋市の美容師矢野美登里さん(57)がサザン通り商店街内にある「茅ケ崎サザン神社」で手を合わせた。宿泊先の藤沢市内のホテルでテレビを見て復活を知り、「鳥肌が立った」。
同商店街は同日、神社の入り口に「復活 ありがとね」と書いた紙を掲示。会長の小林健二さん(63)は「他のライブ会場に比べると、野球場は小さい。桑田君の地元への思いを感じた。せっかく茅ケ崎でやってくれるので、街を盛りあげていきたい」と話した。
公式ホームページなどには、海を背景にメンバー5人が肩を組んでいる写真が掲載された。市観光協会によると、5月28日の夕方にサザンビーチでお忍びで撮影された。7月6日の海開き以降は、同ビーチに所属事務所のアミューズが物販店「サザン胸熱BEACH SHOP」を出店し、CDやグッズを販売する予定だ。
服部信明市長は「プロモーションで茅ケ崎の地を活用してくれていることに感謝の気持ちでいっぱい。全国各地から多くの人が訪れてくれると思う」と期待した。