
世界文化遺産登録を受けて富士山の関連グッズがにわかに人気を集めている。横浜市内の百貨店では、富士山が描かれたマグカップや手拭いなどのグッズを集積したコーナーを展開したり、富士山周辺の物産展を開催したり。お祝いムードをつくることで、消費を盛り上げようとしている。
そごう横浜店(横浜市西区)インテリア売り場には6月中旬、富士山のグッズを集めたコーナーが登場した。富士山が描かれた絵皿、マグカップ、おちょこ、扇子などが並ぶ。「正式登録の前から(報道などを受けて)注目を集め出した。お中元用に買い求めたり、海外へ出掛ける方が、お土産として購入していくケースもあるようですね」と担当者は言う。
一方、京急百貨店(同市港南区)は27日から7月3日まで、「富士山周辺うまいもの会」を開催する。静岡県内の24店舗が出店。富士山をかたどったパン(29日に150個限定)のほか、地元で人気のスイーツや魚介類などを販売する。
実は7月1日の山開きに合わせて毎年実施してきた催事。ただ、4回目の今年は世界文化遺産登録の直後という絶好のタイミングで、「担当者も喜んでいます」(同店)。
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