
欧米諸国の若手研究者を対象に、日本文化に親しんでもらう体験教室が13日夜、葉山町の湘南国際村で開かれた。
総合研究大学院大(同町)が日本学術振興会と共催している「JSPSサマー・プログラム」の一環。米国やドイツ、フランスなどから、20代を中心とした博士号取得前の113人が参加した。
サマー・プログラムは、海外の若手研究者を全国の研究機関や大学などで受け入れ、2カ月にわたって日本の研究を体験してもらう内容。日本国内の研究が海外から孤立しないよう、次世代の研究者とのつながりを築き、将来の学術交流に役立てる狙いもある。
文化体験教室では、地元の市民グループの協力を得て茶道や書道、折り紙などを紹介した。
米国の大学院で地震学を学んでいるジョセフ・バーンズさん(24)は初来日。「書道が難しかったが楽しかった。日本での研究を楽しみにしている」と話していた。参加者は地元の家庭でのホームステイなどを体験した後、国内の研究機関へ向かう。
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