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初夏キャベツを名産に 夏作不向きな土地を有効活用/三浦

社会 | 神奈川新聞 | 2013年6月3日(月) 22:27

初夏キャベツを収穫する鈴木さん=三浦市南下浦町毘沙門
初夏キャベツを収穫する鈴木さん=三浦市南下浦町毘沙門

三浦半島で初夏キャベツの栽培が徐々に広がっている。夏作には不向きな海沿いの土地を有効活用し、特産の春キャベツのシーズン後に出荷。農家の収入の向上も期待される新たな名産として注目が高まってきている。

三浦半島では特産の春キャベツの出荷が5月中旬ごろで終わってからは、スイカやメロン、カボチャの栽培、出荷が主流になる。保温のため作物にビニールをトンネル状にかぶせた光景が広がる。ただ、三浦市農協副組合長の鈴木正一さん(55)=同市南下浦町毘沙門=の土地約4千平方メートルは海沿いで風が強く、夏作に必要なビニールを張れなかった。

そこで需要が高く、比較的価格が安定しているキャベツに着目。3年前から、初夏に出荷する品種の栽培を始めた。

市場から要望が強い「初恋」という品種を選び、春キャベツよりも2、3カ月ほど後に種をまく。根が高く地面との間の風通しがよいため熱がこもりにくく、春キャベツよりも腐らないという。甘みがあり保存性に優れているのが特徴で、生でも加工してもおいしい。

鈴木さんが中心となって三浦や横須賀の農家で組合をつくり、共同で市場に出荷。新しく始めた農家には助言するなど普及に取り組み、現在は15軒が加わる。出荷量は年々増えており、鈴木さんは今年、昨年の倍となる3千ケースを出荷予定だ。

大型の直売所「すかなごっそ」(横須賀市長井)では店頭で販売。「熱を入れて加工するとおいしい」「千切りにすると食感が楽しめる」などと紹介している。春キャベツと間違えるお客さんもいたが、リピーターもつき始めたという。

出荷は5月上旬から6月上旬ごろまでが最盛期。鈴木さんは「夏に使っていなかった土地をうまく活用することで、農家の収入の向上につながる。栽培農家が増えれば出荷も安定するので、普及を進めていきたい」と話している。

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