神奈川労働局のまとめによると、2012年の県内の労働災害による死亡者数は46人で、08年の44人に次いで過去2番目に少なかった。建設業での死亡者が減少したことなどが影響した。
業種別では、建設業では前年比7減の16人、製造業では同5増の13人、陸上貨物運送事業では同3減の4人-などの順だった。
事故の型別で見ると、「はさまれ・巻き込まれ」が21・7%、「墜落・転落」が17・4%、「交通事故(道路)」が10・9%、「激突され」が6・5%-などだった。
同局安全課の担当者は「建設現場の見回りなど啓発活動を続けてきたことが功を奏したのでは」とみている。
同局は13年度の主要行政目標として、労働災害による死亡者数と死傷者数を12年比で3・2%以上減少させることを掲げている。
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