
25日午後4時5分ごろ、平塚市代官町で、「駅前の飲食店から火が見える」と、通行人が119番通報した。平塚署によると、飲食店など数棟が焼けた。けが人はいなかった。平塚署で火元などを調べている。
現場はJR東海道線の平塚駅南口ロータリーのバス乗り場近くで、商店が軒を並べる。同駅によると、煙がホームまで流れた影響で上下線の一部が遅れた。ロータリーは消火活動のため車両の進入が制限され、バス会社は乗降場を近くに移した。
ロータリーのタクシー乗り場付近にいた運転手(61)は煙が出てから約20分後に爆発音を聞いた。「直後に火が立ち上り、店のガラスがはじけ、熱風で熱かった」。近くの飲食店に勤める40代の男性店員は煙が店内に流れてきたためシャッターを下ろし、ぬらしたタオルを口にあてて外に逃げた。「煙が一帯に充満し、火は時間をかけて燃え広がっていった。ここまでひどくなるとは思わなかった」と話していた。
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