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熱中症予防で運動会時期見直しへ、小田原市内の小学校/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年5月10日(金) 23:03

運動会当日は今年もテントを張るなどの暑さ対策を予定している山王小=小田原市東町
運動会当日は今年もテントを張るなどの暑さ対策を予定している山王小=小田原市東町

厳しい残暑下で行われていた運動会の時期を見直す動きが小田原市内の小学校で今秋本格化する。熱中症の予防対策として、昨年多かった9月中旬の開催を2週間程遅らせる学校が増え、半数になった。

市教育委員会によると、小学校の運動会は10月開催が一般的だったが、2006年度の2学期制の導入に伴って時期が変更された。小学校は9月、中学校は5月が主流になっている。

昨年の小学校の開催状況は、9月15日が11校で最も多かった。同29日6校、10月13日5校、6月2日2校、5月26日1校の順だった。

今年の計画は、9月28日が13校で最多となった。そのほかの小学校も、10月5日3校、10月19日3校、5月25日3校、9月21日2校と様変わり。暑さ回避の見直しが明確になった。

そうした中で唯一、前年同様に9月14日に開催するのが山王小(同市東町、児童数236人)。音淵洋子校長は「熱中症予防に万全を期しており、昨年も気分が悪くなるなどの症状が出た児童はいなかった」と話している。

同校では、今年も夏休み明けから始まる運動会の練習から水分補給など健康管理を徹底。当日は直射日光を避けるため、児童と保護者分のテントを近隣の中学校からも調達して設置。昼食用に体育館も開放するという。

市教委は例年、夏に入る時期に児童に対する熱中症予防の指導を各校にしているが、運動会の時期については「校長の判断」に任せている。昨年、運動会に関連した熱中症の事故報告はなかった。

ただ、開催時期の見直しは近隣の学校や地域行事との調整があって簡単には進まないと、学校関係者は口をそろえる。

一方で学校側にも、前期の通知表作成時期との重複を避ける意識が一部にあった。

「2年越しの交渉で日程変更を実現できた。学校内の行事であれば容易だが、運動会は地域の一大イベントだから大変な作業。しかし熱中症への配慮は、余分な負担と言えなくもない」とある校長は指摘する。

ちなみに昨年、9月15日の県内の最高気温は約30度、同28日は約24度だった。

◆熱中症

高温多湿の環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温調整機能が損なわれて起きる。大量発汗に始まり、吐き気や倦怠感が現れる。重症化すると意識障害を起こし、死に至ることもある。予防が大切で、環境省や気象庁がマニュアルや予報などの情報提供を強化。気温が30度を超える場合、屋外での激しい運動を控えることなどを関係機関が呼び掛けている。

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