
横浜市金沢区の市立金沢動物園内に生息する身近な生物を紹介するイベントが、同園の「ののはな館」などで開かれている。はく製や標本を鑑賞できるほか、鳥や昆虫などを探しながら散策を楽しむことができる。5月19日まで。
同園は緑豊かな場所にあり、動物の展示スペース以外でも多くの生物を見ることができる。こうした身近な生物に親しんでもらおうと初めて企画。メジロやウグイスなどの鳥類をはじめ、タヌキやモグラなどの哺乳類、クワガタムシやカブトムシといった昆虫などを写真パネルや標本などで展示。鳥類は国内で見ることができる約550種のうち、園内で40種が確認されていることを紹介している。
また、アメリカザリガニとヤマアカガエルの実物を見ることができるほか、来園者が園内で見つけた生物を地図上に表示する「いきもの発見マップ」を設置。園内の森や池など実際に生物を見ることができる場所に看板を掲げ、来園者向けに案内している。
家族連れで訪れた同市神奈川区の大学教員の男性(42)は「園内にこれほど多くの生き物がいるとは知らなかった」と驚いた様子。同園は「本や写真で見るだけでなく、実物を見て興味を持ってもらえれば」と話している。
問い合わせは、同園電話045(783)9100。
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