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戦後の川崎を市民劇で、被災地へエールも/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年4月3日(水) 22:13

制作発表に臨む実行委員会の黒田俊夫委員長(左)と劇作家の小川信夫さん(右) =川崎市役所
制作発表に臨む実行委員会の黒田俊夫委員長(左)と劇作家の小川信夫さん(右) =川崎市役所

川崎の歴史や人物を取り上げた市民劇「大いなる家族-戦後川崎ものがたり」が5月、川崎市内で上演される。川崎空襲の焼け跡から立ち上がる市民の姿を描いた創作劇。支え合い、助け合って生きていく人々の模様を伝えることで、東日本大震災の被災地へエールを送る気持ちも込められている。

市内の文化・演劇関係者でつくる実行委員会の主催、市や市文化財団など共催。市民劇は2006年から始まり今回が4作目。毎回3千人超の観客を動員し、好評を博してきた。

今作品には、プロの劇団員のほか、18~72歳の公募市民約30人も出演。劇作家の小川信夫さんがストーリーを手掛けた。

物語は、沖縄出身の店主が焼け跡に建てた居酒屋を舞台に展開する。戦後の貧困にあえぐ市民、空襲で家族を失った子ども、米軍統治下の故郷を思う沖縄からの移住者、復員した元特攻隊員-。そういった人々の苦悩や悲しみを、憲法制定、労働紛争、朝鮮戦争など当時の出来事を織り交ぜながら描写し舞台化した。

沖縄伝統舞踊が市無形文化財に指定される様子や、旧陸軍登戸研究所の存在など、川崎ならではの事象も盛り込み、郷土色豊かな劇とした。

黒田俊夫委員長は「今日の川崎に至る原点が込められた物語。血のにじむようなつらい思いも、戦後の先人たちにはあったはず。いまの若い人たちにこそ、この原点を見つめ直し、未来の川崎を築く糧としてほしい」としている。

公演は5月2~4日は多摩市民館(多摩区)、24~26日は市教育文化会館(川崎区)。両会場とも初日は午後7時から、2・3日目は午後2時から。前売り券は指定席3500円、自由席2500円。

問い合わせは、同実行委(市文化財団内)電話044(222)5818。

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