
箱根町仙石原の町立箱根湿生花園で、早くもミズバショウが見ごろを迎えた。園内のあちこちで、その優雅な姿を見せている。
園内のミズバショウは約2万株。例年4月10日前後に見ごろとなるが、ここ数日の暖かさで一気に開花が進んだという。
葉が変化した白い苞(ほう)を立てた姿を写真に収めようと、カメラを向ける人の姿も。いつもなら4月にならないと咲かないというカタクリの紫色の花も見られ、一気に春めいた雰囲気となっている。
担当者は「ミズバショウは4月上旬ごろまで楽しめそう」と話している。
問い合わせは同園電話0460(84)7293。
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箱根湿生花園に隣接する仙石原湿原植生復元区では22日、恒例の火入れが行われ、ヨシなどが生える約1ヘクタールが炎に包まれた。
枯れ草などを焼き払い、湿原や草原の植生を維持するために実施。入園者らが見守る中、風下から徐々に点火すると、枯れ草がバチバチと音を立てながら燃え広がり、青空とのコントラストを描いていた。
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