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震災から2年 茅ケ崎に避難者サロンオープン/茅ケ崎

社会 | 神奈川新聞 | 2013年3月8日(金) 11:40

サロンで談笑する運営スタッフの八島さん(左)=茅ケ崎市東海岸北
サロンで談笑する運営スタッフの八島さん(左)=茅ケ崎市東海岸北

「避難者による避難者のためのサロン」をうたう交流の場「SDC※(えすでぃーしーはーと)マミーズ」が茅ケ崎市東海岸北2丁目にオープンした。東日本大震災の影響で県内に避難している母親が常駐し、情報交換や日常の悩み相談などに応じる。運営スタッフで福島県浪江町から川崎市高津区に避難している八島国子さんは「同じような気持ちを吐き出して、すっきり笑顔で帰ってもらえたら」と話している。

「SDC※」は、震災の影響で県内に転校した中高生を支援する団体で2011年4月に発足。同県双葉町出身で茅ケ崎市在住の男子大学生らが中心になって、笑顔と夢、挑戦の英語の頭文字と、思いやりの心を表現したハートマークを添えて名付けた。昨年4月には同所に事務所を開き、保護者会で月1回ほど、登録している35世帯の母親同士らが顔を合わせている。

保護者会では、子どもの進路だけでなく、東京電力の賠償問題、一時帰宅の様子など幅広い話題で会話を交わした。話は尽きず、最後はそれぞれが笑って帰れた。浪江町から横浜市磯子区に避難している母親は「抱えている問題は少しずつ違うけれど、話すことで半分は解決しているような気持ちになれた」と振り返る。

震災から間もなく2年。すぐに町に帰れないことは分かっているが、避難している神奈川に根ざす気持ちまでは踏み切れない。「桃の節句に初めて花を買ったんですが、花瓶がないからペットボトルに生けて」(同)。2年かけて、少しずつ生活を楽しむ気持ちも芽生えてきたが、「とりあえず」の住まいは落ち着かず、家具も食器もそろえられないままだ。

行政などが企画する避難者の交流会はあるものの、日時や場所は限られる。2月18日に始めたサロン「マミーズ」では、事務所に母親がスタッフとして常駐することで、避難者が心の内に抱える思いを気軽に打ち明けられる場を目指す。幸いにも家賃は福島県から助成を受けた。

オープン後、訪れたのは避難者だけではなかった。八島さんは「地元の茅ケ崎の人も足を運んで協力を申し出てくれた。地域の人たちともつながっていければ」と話した。

サロンは平日午前10時半~午後3時半。土、日、祝日は休み。問い合わせは事務所電話0467(82)0678。

※はハート

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