1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 団十郎さんしのぶ ゆかりの茅ケ崎で市民ら、手形に花や記帳台も/神奈川

団十郎さんしのぶ ゆかりの茅ケ崎で市民ら、手形に花や記帳台も/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年2月27日(水) 12:06

花が手向けられた市川団十郎さんの手形モニュメント=5日、JR茅ケ崎駅北口
花が手向けられた市川団十郎さんの手形モニュメント=5日、JR茅ケ崎駅北口

今月3日に肺炎で亡くなった歌舞伎俳優の十二代目市川団十郎さんを悼む声が茅ケ崎市内からも上がっている。同市は九代目市川団十郎(1838~1903年)が別荘を構えたゆかりの地。十二代目も市内で小中高時代を過ごした宇宙飛行士、野口聡一さんとの親交から、茅ケ崎を訪れた。こうした縁から市内には記帳台が設けられ、早世した人気俳優をしのんでいる。

◆九代目の別荘地

茅ケ崎市史や市史ブックレットによると、九代目は1896年に同市小和田(現・平和町)に約2ヘクタールの土地を購入。翌年に上棟式を行い、別荘「孤松庵(こしょうあん)」を建てた。別荘地としては鎌倉、大磯が先行して発展しており、孤松庵は茅ケ崎の別荘の草分けだった。

九代目は自分の船でカツオ釣りを楽しんだほか、後進の指導にも熱心だったという。初代中村吉右衛門と「菊吉時代」を築いた名優六代目尾上菊五郎は茅ケ崎で稽古を受け、汗で浴衣を5枚も着替えた逸話も残っている。

九代目は1903年に孤松庵で没し、別荘は関東大震災で全壊。一帯の砂山は地元から「団十郎山」と呼び親しまれ、現在は「団十郎山の碑」が建てられている。

◆野口さんが“縁”

十二代目は宇宙に関心が深く、野口聡一さんと親交があった。2009年7月には2度目の出発を控えた野口さんの壮行会「宇宙へ、ふたたび 野口宇宙飛行士を励ます会」が市内で開かれた。トークショーに十二代目も姿を見せた。

招待に奔走した「ちがさき宇宙フォーラム」会長の前川義憲さん(65)は印象について「“宇宙大好き人間”で、宇宙について話していると子どもみたいになってしまう。あれだけの方なのに、親近感があった」と振り返る。

市によると、十二代目はトークショー前に団十郎山の碑を訪問。市内3ロータリークラブが手形を取った。この手形は「温故知新」の言葉を添えたモニュメントになり、野口さんや俳優の加山雄三さんら地元が誇るスターの手形と一緒に、JR茅ケ崎駅北口のペデストリアンデッキに設置されている。

◆白い花輪手向け

訃報を受けて同フォーラムは4日、モニュメントに白い花輪を手向けた。そして同フォーラムが中心となり、同市汐見台の「なぎさギャラリー」の宇宙飛行士展示コーナーに、記帳台も設けた。

前川さんは「残念至極。茅ケ崎にまた来てもらいたかった」。ただ「私も宇宙が大好きだから、『団十郎さん、星になって宇宙から地球を見てくれていますか。一番良いところから眺められていいですね』とふと思った」と話した。

記帳は28日まで受け付け、市川家に届ける予定だ。

【】

浴衣に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング