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痴漢無罪の元被告側、警部補に対する告発状を地検へ提出/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年2月20日(水) 00:42

JR藤沢駅で2010年4月、東京都内に住む50代のアルバイトの男性が痴漢をしたとして県警に逮捕され、その後無罪が確定した冤罪(えんざい)事件で、元被告の妻である会社役員の女性(54)が19日、「捜査報告書が捏造(ねつぞう)された」として、証拠隠滅(捏造)や虚偽有印公文書作成などの疑いで、現行犯逮捕した県警の男性警部補に対する告発状を横浜地検に提出した。

告発状によると、元被告の男性は10年4月、JR東海道線藤沢駅に停車中の電車内で女子高生の体を触ったとして、県警鉄道警察隊の警部補に県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。男性は一貫して否認していたが、警部補は男性が写っていない写真などを添付した捜査報告書を作成したことなどから、11年10月、一審横浜地裁で懲役4月、執行猶予3年の有罪判決を受けた、としている。

東京高裁は12年4月、弁護側が提出した画像解析の専門家の鑑定結果から「男性を犯人とするには合理的な疑いがある」などとして一審を破棄、無罪を言い渡し、確定している。

女性は同警部補が捜査報告書に「男性も被害者も写っていない写真を、当時の状況を撮影した証拠写真と偽って添付した」などと主張。「刑事司法で、警察がこうした証拠を出すことに強い怒りを感じる」と話している。

横浜地検は告発を受理するかどうか判断する。県警は「詳細を把握していないのでコメントは差し控えたい」としている。

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