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茅ケ崎北陵高が木造校舎に建て替えへ、遺跡保存で県内初/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年2月19日(火) 00:42

茅ケ崎北陵高
茅ケ崎北陵高

改築計画が宙に浮いていた県立茅ケ崎北陵高校(茅ケ崎市下寺尾)が、木造校舎として生まれ変わる見通しになったことが18日、分かった。耐震性の問題から建て替え対象になったが、敷地内で遺跡が発掘されたため計画策定が難航。生徒はプレハブの仮設校舎で7年間学んでいる。県教育委員会によると、木造校舎への建て替えは県立高校で初めてのケースになる。

県の2013年度当初予算案に、北陵高を含む7校の高校施設整備工事設計調査費などとして4億2千万円を計上。19日開会の県議会定例会に提案する。設計と工事に計4年を見込んでおり、木造校舎の使用開始は最短でも17年度になる予定。

建て替えは当初は校庭を活用する計画だったが、02年に古代の役所跡「郡衙(ぐんが)」などの遺跡が見つかったため頓挫。既存の鉄筋コンクリート(RC)校舎は老朽化で耐震性に問題があることから、生徒は06年春から約200メートル離れた仮設校舎で学んでいる。

遺跡をできるだけ破壊せずに建て替えるには既存校舎の基礎(土台)を活用するしかなく、「RCより軽量な木造なら基本的に現状の基礎の上に建てられる」(県教委)ことから有力案として検討してきた。

現段階では2階建てを想定。一般に木造はRCよりコスト高になるが、県教委はさまざまな工夫で抑制する方針。できるだけ県産材を使うことも検討するという。

10年には公共建築物木材利用促進法が施行され、地方自治体は公共建築物に木材を利用するよう努めるとされた。耐火性など建築基準法上の規制を緩和する動きも出ている。

◆県立茅ケ崎北陵高

1963年設立。今秋にちょうど50周年を迎える。宇宙飛行士野口聡一さんの母校としても知られる。生徒数834人(定員)。県立高校再編で単位制に移行する計画だったが、遺跡が見つかったため従来のまま学年制として継続することになった。遺跡は高座(たかくら)郡の役所跡とされ、執務する郡庁や徴税した稲などを保管する正倉などが配置されていたことが分かっている。

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