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神奈川フィルが小学校でワークショップ、校歌もドラマチックに/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年2月18日(月) 11:18

神奈川フィルと合奏する子どもら=2月6日、大磯町立国府小
神奈川フィルと合奏する子どもら=2月6日、大磯町立国府小

地域の音楽文化の向上に向けて、さまざまな事業を展開している神奈川フィルハーモニー管弦楽団。その活動の一つに、県内の小学校で開いている「子どもたちの音楽芸術体験事業」がある。オーケストラと共演したり、児童が作ったオリジナルソングを楽団の伴奏で合唱したりと、プロと音楽の喜びを分かち合えるユニークな企画だ。ことしは、2月上旬までに3校で開催された。会場の一つ、大磯町立国府小学校をのぞいてみた。

事業は子どもたちが生の芸術に触れる機会をつくろうと、県の主催で毎年開かれている。例年応募校が殺到し、その中から3校に絞っている。ことしは国府小のほかに、藤沢市立本町小、綾瀬市立北の台小が選ばれた。

「オーケストラを聴いたことがない人!」。2月7日、国府小の体育館。ビゼーの「カルメン」「アルルの女」を演奏後、楽団の副指揮者・永峰大輔さんが児童たちに問いかけた。ざわめきとともに、あちらこちらで挙がる手。会場は、熱気に包まれた。

この日の演奏会は、児童にとっても本番だった。先立つ1月16日、永峰さんら楽団員4人が同校でワークショップを開き、合奏などの指導をした。

本番では、低学年が「おもちゃの交響曲」(レオポルド・モーツァルト)、高学年が「ペルシャの市場にて」(ケテルビー)を、オーケストラとともに演奏し、合唱もある。児童らは授業などで練習を重ね、この日を迎えた。

合奏が始まると、児童らはカスタネット、鍵盤ハーモニカ、リコーダーなどを手に、真剣な表情で各パートを指揮する楽団員を見つめた。合図に従って素朴な音が旋律に重なり、調和した。演奏が終わると、会場は充実感であふれた。

続いて、6年の大川遥愛さん、山本樹里さんが作詞し、横山歩生乃さんが作曲したオリジナルの合唱曲が演奏された。ドラマチックな伴奏に合わせて児童が口を大きく開けて歌うと、体育館いっぱいに歌声が膨らんだ。

ドラマは、終演後にも続いた。永峰さんが「みなさんにプレゼントがあります」と話すと、楽団がサプライズで校歌を演奏し始めた。普段、シンプルなピアノの伴奏で歌っている曲が、ホルン奏者、大橋晃一さんの編曲でドラマチックに生まれ変わった。

公演後、合唱曲を作った3人は「オーケストラに演奏してもらえるなんて。うれしい」と笑顔を浮かべた。また、10年間で約200校の校歌を編曲した大橋さんは、公益財団法人移行に向けて財政再建中である楽団にとっても重要な事業だと語った。「オーケストラによる校歌演奏は、この日にしかないスペシャルな企画。これを機会に神奈川フィルのことを覚えてほしい」

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