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米兵事件の風化防げ、被害者遺族らが報告会/横須賀

社会 | 神奈川新聞 | 2013年2月4日(月) 00:20

佐藤さんが殺害された雑居ビルの前で事件を説明する山崎さん=横須賀市
佐藤さんが殺害された雑居ビルの前で事件を説明する山崎さん=横須賀市

米兵による犯罪が相次ぐ中、2006年に横須賀市の路上で米兵に殺害された派遣社員佐藤好重さん=当時(56)=の事件の風化を防ごうと、遺族らが3日、同市内の現場説明と国家賠償請求訴訟の報告会を開いた。

佐藤さんは同年1月3日早朝、飲酒後の米兵に襲われ、現金1万5千円を奪われて殺害された。米兵は無期懲役の刑が確定している。

この日は、集まった約30人に佐藤さんと結婚する予定だった山崎正則さん(65)が現場となった横須賀中央駅近くの雑居ビルを案内。通りすがりの佐藤さんに声を掛けて激しい暴行を加えるなど、米兵の残忍な手口を説明した。

その後、08年までの間に起きた2件の事件で米兵・軍属によって2人が犠牲となった現場も訪問し、「短期間にこれだけの凶悪事件が起きた。横須賀は米軍の犯罪に対し、町ぐるみの取り組みになっていない」と強調した。

現場説明の後は、国と米軍の責任を問い、国に賠償を求めた訴訟の報告会を開催。訴訟は最高裁に上告中で、弁護団の中村晋輔弁護士は、米兵に対する米軍の責任などを認めなかった高裁判決について、「日本国民の生命よりも、日米同盟を重視した判決だ」と批判した。

山崎さんは現在も米兵による事件が絶えない現状に、「佐藤さんが殺害されてから現場近くに防犯灯が設置されただけで、根本的には何も変わっていない」と悔しさをにじませた。その上で、公務外の米兵が起こした犯罪にも国や米軍が責任を持つよう地位協定改定の必要性などを訴えた。

会は日本国民救援会横須賀支部が主催。支援関係者は、佐藤さんの月命日の3日に毎月、高裁判決の取り消しを求める署名活動を行っており、この日も横須賀中央駅前で活動を行った。

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