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「大井の民謡に光」42年前の音源昨夏に発見、町が継承へ取り組み/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年1月16日(水) 20:02

大井町指定重要文化財の民謡が録音された42年前のカセットテープ
大井町指定重要文化財の民謡が録音された42年前のカセットテープ

かつて酒匂川流域などで盛んに歌われた民謡に再び光を当てようと、その一部を重要文化財に指定している大井町が取り組みを進めている。昨夏、これらの民謡が収録された古いカセットテープが偶然発見されたのがきっかけ。CDにして貸し出すとともに、町のホームページでも聴けるようにしている。生涯学習課は「今では歌える人がほとんどいない。多くの人にぜひ知ってほしい」と訴えている。

取り組みの発端は、昨年8月に発見された42年前のカセットテープ。同課の職員が町生涯学習センターの資料室を一般公開するために整理したところ、1999年に発行された町史の原稿とともに紙箱に入っていたという。

テープには、かつて町で歌い継がれていた重要文化財の「麦打唄」や「田植唄」をはじめ、民謡10曲が録音され、麦打唄の最後の継承者とされる地元の内藤良蔵さんら歌い手の名前や曲名、「昭和46年10月14日」という収録日が記された紙がケースに収められていた。

町によると、これらの民謡は歌詞が伝わるのみで、最近では歌われなくなっている。貴重な史料となるテープを伝統の継承につなげようと昨年10月、CDに収録。10枚作製し、貸し出しを行っている。

町内では既に民謡の保存会が解散し、継承者がいない状況。耳にするのは、町立相和小学校の運動会で児童が麦打唄に合わせて踊る時くらいだが、それもアレンジされたもので、本来の民謡ではないという。

初めて聴いたという生涯学習課の職員は「田植唄は意外とゆったりとしていた。せかせかと作業していなかったのだろうか」と往時に思いをはせ、「継承する動きにつながればうれしい」と期待していた。

貸し出しなどの問い合わせは、同課電話0465(83)5409。

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