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長周期の揺れを3月にも発表開始、「予報」は14年度以降/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年1月14日(月) 00:28

震度で表現されないが超高層ビルなどを揺らす長周期地震動を「観測」した場合の情報発表が3月末にもスタートする。気象庁は揺れの大きさに応じて4階級を設ける方向だが、震度などとの混同を防ぐため、まずはホームページ(HP)で地震の10分後をめどに公表し、必要な人が活用できるようにする方針。発表地点は全国約600カ所、県内は横浜や川崎など8カ所となる。長周期の影響を受けるビルや石油タンクが多い首都圏などで観測網を充実させた上で、2014年度以降に緊急地震速報と同様の「予報」開始を目指す。

気象庁などによると、建物は高さや構造に応じて影響を受ける揺れの周期が異なり、木造など低層の住宅は震度で示される小刻みな揺れに、高層ビルは周期の長い揺れに共振しやすい。横浜ランドマークタワー(高さ296メートル)は5~6秒程度が揺れやすい周期とみられるという。

長周期の観測情報として発表されるのは、高さ45メートル(14、15階建て)以上の高層ビルに影響する周期1~7秒程度の揺れ。発表のあり方を有識者らと探っている気象庁は昨年12月の会合で、階級4(震度6強以上に相当)、同3(震度6弱相当)、同2(震度5弱~5強相当)、同1(震度3~4相当)-までの4段階とする案を示した。

当初、「大きな揺れ」といった文章での表現を予定していたが、単純に数値で示すことにした。階級4は東京湾岸に立つ高さ60~150メートルの超高層ビルの上階で東日本大震災の際に感じられた揺れに相当し、「立っていることができず、はわないと動けない」強さという。

表現案では、石油タンクについても規定。液面が大きく揺れ、火災などにつながる恐れがある「スロッシング現象」は階級3以上で生じることがあるとした。こうした長周期の階級を観測地点別、周期の長さ別にHP上で発表する。長周期の揺れを捉えられる震度計は全国に約600カ所あり、その観測データを解析した上で地震発生の10分後に掲載したい考えだ。

県内では、横浜市中区、川崎市中原区、相模原市中央区、横須賀市、茅ケ崎市、小田原市、秦野市、湯河原町の8カ所が発表地点となる。

一方、14年度以降の実施を目指している長周期の予報は、地震の初期微動(P波)を検知して発表している緊急地震速報の原理を活用することを視野に準備を進めている。

長周期の揺れは、短周期の強い揺れ(S波)よりも到達時間が遅く、予報から実際に影響を受けるまで時間的な余裕がある。「エレベーターから降りたり、家具から離れたりといった危険回避行動につながるのでは」(気象庁地震津波監視課)と期待している。

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