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津波ハザードマップ、住民参加で見直し 地域歩き避難ルート確認/真鶴

社会 | 神奈川新聞 | 2012年12月19日(水) 21:50

地形などを考慮し、津波からの避難ルートを考えた町歩き=8日、真鶴町真鶴
地形などを考慮し、津波からの避難ルートを考えた町歩き=8日、真鶴町真鶴

最悪の場合、8・6メートルの津波に襲われると想定された真鶴町で、津波ハザードマップの見直し作業が住民と二人三脚で進められている。レイアウトや盛り込む内容について意見を求め、一緒に町内を歩いて避難ルートを話し合っている。地道な取り組みを重ねるのは「マップ作りを通じて自助の意識を高めたい」(町担当者)からだ。

東日本大震災を教訓に県がまとめた津波の予測図で同町の浸水範囲が最大になったのは、相模湾や房総などを震源域とする元禄型関東地震に小田原東部の活断層「神縄・国府津-松田断層帯」が連動した場合。地震の10~15分後に岩漁港へ8・6メートル、真鶴港に7・9メートルの最大波が襲うとされ、従来の想定と比べ、浸水域が大幅に広がった。

これを受けたマップ改訂に際し、町は「実際に使う人の声を聞きたい」と、11月末に町民と意見交換の場を設定。集まった約40人に原案を示すと「高齢者が多いので表示を大きく」「等高線を明確に」「浸水時の深さより、浸水するかどうかを分かりやすくして」などと利用者の立場から提案が相次いだ。

今月8、9の両日には、各地の実情に合わせた避難経路や危険箇所などの情報を盛り込むため、町歩きを実施した。約30人が参加した8日はグループごとに真鶴地区を歩き、「石垣の上の木や土砂が落ちてきたら危ない」「夜間だとこのルートは良くないのでは」などと確認しながら住み慣れた地域を点検。実際に海沿いから標高10メートルの地点まで歩いた場合の所要時間も確認した。

終了後、各グループが得た情報を地図に書き込み、それぞれ発表。小林輝子さん(72)は「いつも歩いている場所だが、電柱が倒れてこないか気にするようになった。避難するにも、やはり海岸沿いを歩くのは怖い」と実感していた。

町危機管理課の担当者は「マップには一人一人が自分に合った避難ルートを書き込んでほしい。多くの町民が加わって作ることで、自助の意識につながれば」と期待を込める。来年1月下旬にマップの案を提示し、3月末までに配布する予定という。

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町歩きで把握した情報を地図に書き込み、話し合う参加者
町歩きで把握した情報を地図に書き込み、話し合う参加者

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