
2014年春卒業予定の学生らを対象にした横浜薬科大学の合同企業説明会が8日、横浜市戸塚区俣野町の同大で開かれた。大学薬学部の6年制移行後、初の卒業生が生まれた昨年度に引き続き、すでに求人数が学生の10倍にもなる「超売り手市場」となっている。
説明会には昨年の112事業所を上回る約140事業所が参加。ドラッグストア、調剤薬局、病院などの担当者が積極的に学生に声を掛けていた。真新しいスーツに身を包んだ学生たちは「自分らしさをアピールしたい」「やりがいのある職場を探したい」などと話していた。
薬学部は06年から薬剤師国家試験の受験資格の改定に伴い、4年制から6年制に移行。今年3月に大学を卒業した3年ぶりの新卒薬剤師は、企業や病院の奪い合いに。その流れが続いている上、4月の診療報酬改定で病棟に常駐する薬剤師数確保を目指す病院が増えたことも需要増に拍車を掛けている。
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