
丹沢稜線に新しいオブジェ?
県が4年前から秋に実施しているブナ林の種子豊凶調査の様子だが、丹沢山や檜洞丸(ひのきぼらまる)などの縦走路沿いにも見られ、通過する登山者は興味津々だ。
衰退するブナ林の回復は、2012年度からスタートした県の「丹沢大山自然再生計画・2期」の重要テーマの一つ。大気汚染など複合的な要因で立ち枯れしたその姿は、丹沢荒廃の象徴的存在といえる。
調査は、ブナの周辺に白い傘を逆さにしたようなネット(直径約80センチ)を数カ所設置。落下した種子を11月末までに回収、活性度などを確認する。主に標高約800メートル以上で実施している。
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