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三浦・二町谷埋め立て地、活用策に知恵絞る/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2012年11月13日(火) 21:58

市財政を圧迫している埋め立て地の今後について話し合った市民討議会=11日、三浦市三崎
市財政を圧迫している埋め立て地の今後について話し合った市民討議会=11日、三浦市三崎

売却が進まずに多額の負債が生じ、三浦市の財政を圧迫させている二町谷埋め立て地(同市三崎)。11日に市内で開かれた埋め立て地の今後を考える市民討議会では、市民に問題が共有されていない現状や、厳しい市財政といった課題があらためて浮かび上がった。討議会は市が一丸となって問題に取り組む契機となるか-。

討議会は三浦青年会議所(JC)と市が共催した。無作為に選んだ16歳以上の市民千人に案内状を郵送。申し込みのあった20人のうち、当日は23歳から70歳までの18人が参加した。

「自分のまちにこんな場所があったなんて」。討議前に行われた現地見学で、男子大学生(23)=同市南下浦町上宮田=は寒風が吹く埋め立て地を前にこう漏らした。ほとんどの参加者も広大な空き地が市の財政を圧迫している現状について知らずにいた。

見学後、4グループに分かれて90分間話し合い、総合公園やキャンプ場の整備、エネルギー関連企業の誘致といった活用策がまとめられた。ただ、実現化への具体策は「事業費を市民から募金で集める」などにとどまり、新たな投資に回せる予算が乏しい市財政の厳しさが浮き彫りになった。

さらなる開発への疑問から、埋め立て地を元の海に戻すという意見も出た。発案したグループでリーダーを務めた会社員鈴木貴美さん(40)=同市三崎町小網代=は「次の世代にこれ以上の負債を残さないためにも、開発の失敗を正面から認めるべき。同様の問題を抱える全国の自治体のモデルケースになる」と説明した。

まとめられた意見は年内に市に提出するほか、三浦JCのホームページでも公開予定。参加者は「今後もこの問題に注目したい」と危機感を共有した様子で、「来年の市長選の候補者は、この問題にどう取り組むのかをしっかりと示してほしい」と注文を付けた人もいた。

三浦JCの蛭田健さん(30)は「市の最大の課題なので、多くの人が関心を持つことが重要。参加者は家族や友人に現状を伝えてほしい」と問題意識の広がりに期待を寄せた。

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