
中国の旧正月へ向けて、お祭りムードを盛り上げるイルミネーション「春節燈花(とうか)」の点灯式が1日夜、横浜中華街(横浜市中区)で行われた。主催者の横浜中華街発展会協同組合(李宏道理事長)は、日本の七福神の原型となった「八仙」をモチーフとする電飾を新設した。
李理事長らが、善隣門下に設置したスイッチを押し、赤、青、黄などで彩られた電飾に点灯。獅子舞が、アクロバティックな演技を披露した。観光客たちは「ハロウィーンが終わった途端に、旧正月を迎える準備とは」と、驚いていた。
八仙は8人の仙人のことで、大通りに新設された電飾は、それぞれ高さ1.5メートルほど。街中の公園には、高さ5メートルもある八仙の乗った「宝船」の電飾が設置された。また、華僑・華人が心のよりどころとする関帝と媽祖(まそ)の電飾も、関帝廟(びょう)通りに設けられた。
春節燈花は、来年の旧正月(2月10日)を挟んで2月28日まで午後4~11時に点灯される。
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