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PC遠隔操作事件:「心の痛み 癒えない」、少年の父が捜査を批判/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2012年10月31日(水) 00:13

横浜市立小学校への襲撃予告事件で、静岡家裁浜松支部が少年の保護観察処分の取り消しを決定したことを受け、少年の父親は30日、弁護士を通じて初めてコメントを出した。「徹底的な検証と意識改革をするべきだ」と捜査当局を批判するとともに、「最も悲しいのは、親が息子の無実を疑ってしまったこと」と心情を明かした。

父親のコメントの要旨は次の通り。

「息子は、学業半ばにして突然、逮捕された。強い否認にもかかわらず、十分なパソコンデータの解析も行われないまま取り調べが続いた。警察・検察からの不当な圧力を受け、理不尽な質問で繰り返し問い詰められた。勾留期限が迫り、家族への配慮と自分の将来を考え、絶望の中で事実を曲げて自供した。無実である証拠が出てくることを切望し待ち続けながらも、諦めざるを得なかった息子の心情を思うと、やりきれない。真実を封印しながら生きていくことを選んだ息子の胸中を察すると、親としては、断腸の思いだ。

逮捕されてからの息子と家族の苦悩と心の痛みは決して癒えることはない。最も悲しいのは、親が息子の無実を疑ってしまったことだ。

この件は、警察の構造的・体質的な問題で、国民を守るべき警察が、捜査の怠慢によって無実の国民、しかも少年を誤認逮捕し、冤罪(えんざい)に至らしめるという最もあってはならない事態だ。真犯人の方が警察よりも優れたコンピューターの技量をもっているのを指をくわえて見ている情けない状況だ。このようなことが二度と起きないように徹底的な検証と意識改革をするべきだ。

息子には、心と体をゆっくりと休め、落ち着いた生活をさせたい。マスコミには、過日のような加熱した取材を厳に謹んでいただきたい」

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