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かっぱの魅力に取り付かれ…グッズ3千点超の「美術館」公開/相模原

社会 | 神奈川新聞 | 2012年9月12日(水) 11:19

自宅敷地に民芸品や色紙などかっぱグッズを集めた「美術館」を持つ守屋さん=相模原市中央区
自宅敷地に民芸品や色紙などかっぱグッズを集めた「美術館」を持つ守屋さん=相模原市中央区

かっぱの魅力に取り付かれ、自宅敷地に収集したかっぱグッズを収める「美術館」を建てた男性がいる。相模原市中央区の守屋春男さん(71)。10年前から集めたその数は3千点超。かっぱの何がそこまで人を引きつけるのか。美術館を訪ねてみた。

母屋横に立つ2階建て木造倉庫。入り口引き戸の上に掛かる年季の入った板看板に「かっぱ美術館」の文字がある。

8年前に建て一般公開していないが、口コミで広まり、訪ねてくる人も。かっぱをかたどった民芸品や絵画などが館内を埋め尽くす。かっぱが描かれたみやげ品の包装紙、日本酒のラベルまであった。

契機は、10年前に大和市の常泉寺を訪れたこと。湧水の場があったことにちなみ、水の神といわれるかっぱを祀(まつ)る同寺。境内の300を超すかっぱの石像に飽かずに見入った。

金融機関で長く勤めてきた守屋さん。誤りが決して許されない仕事の重圧と闘い続けてきた年月だった。だから、どこか脱力させてくれるかっぱの緩い表情は、「(人生を)楽しむことを思い出させてくれた」。以来、とりこになった。

旅に出向けば土産品の中にかっぱを探したり、漫画家に手紙と色紙を送りかっぱを描いてもらったり。夢中になるうち、同じくかっぱを愛する趣味仲間とつながった。色紙が返ってきた作家とは年賀状のやりとりも続くようになった。

昨冬、近所の保育園にかっぱ好きが知れると、園児や先生が美術館を訪れるように。園にも出向き、自作曲「河童が遊ぶよ相模原」のCDを流し、絵描き歌も教えた。後日、「ありがとう」と園児のお礼の言葉とともに、色とりどりのかっぱの絵も届いた。

広がり続ける人の輪に趣味を続ける理由が一つ加わっていた。「かっぱが結んでくれる縁を大切に出会いと交流を楽しみたい」。そんな気持ちを胸に今日も収集にいそしむ。

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