
箱根町仙石原の町立箱根湿生花園と、隣接する仙石原湿原植生復元区で、ノハナショウブが見ごろを迎えている。
かつて仙石原湿原にはノハナショウブが咲き誇る光景が広がり、「紫のカーペット」と形容されていた。その後、火入れなどが行われない時期があり、植生が変化。ノハナショウブも減少したが、同園などでは、今年は6月上旬ごろから咲き始め、点在する約2万株の深紫の花が存在感を放っている。
植生復元区は面積約2万平方メートル。エリアごとに火入れや草刈りといった管理方法を変え、その植生の違いを観察できるようにしている。
「暑い日が少なかったからか、咲いている期間が長い」と同園。今週末ごろまで楽しめそうだという。
午前9時~午後5時。入園料などの問い合わせは同園電話0460(84)7293。
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