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防災情報の発信拠点に、鎌倉エフエムが移転/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2012年6月25日(月) 21:08

鎌倉エフエムの新スタジオ=鎌倉市長谷1丁目
鎌倉エフエムの新スタジオ=鎌倉市長谷1丁目

鎌倉エフエム(周波数82.8MHz)は、スタジオを鎌倉市由比ガ浜3丁目から長谷1丁目に移転した。海岸近くの旧局舎は老朽化し、災害時の持続的な放送が危ぶまれていた。地域防災情報の発信拠点として機能を完備し、再出発した。

2011年7月に廃止された市消防本部長谷出張所(鉄筋コンクリート造り)の3階に4月、移転した。最大波高14・4メートルとする県の津波予測を踏まえ、水没を免れる立地を選んだ。由比ケ浜海岸から約500メートル離れ、海抜は5・7メートル。地上約12メートルの仮眠室(約60平方メートル)を改装し、スタジオと事務所を構えた。

旧局舎は築約70年の木造平屋で、社長の須藤一郎さん(70)は「床が抜けそうで、雨漏りもひどかった」と話す。災害時の自衛すらままならず、8年前から移転先を探していた。東日本大震災では建物全体がゆがんだ。

昨夏の計画停電によって数時間の無音放送に陥ったことから、スタジオと今泉の送信所に予備電源を確保。通信回線はメタルから光デジタルに切り替えた。7月にインターネット放送も始める予定で、難聴区域が解消される。

同局の防災理念は「予防」でなく、「事後の詳報」。須藤さんは「『予防』はキー局に任せればいい。コミュニティー局の役割は、局所的にいま何が起きているのかを繰り返し伝えることだ」と話す。大震災後、町内会単位の利用可能な食料品店やガソリンスタンドなどを報じた。

同局は1994年12月に開局。放送区域は、鎌倉市内と横浜市栄区の一部など。平日午後5時からの生放送番組「シーサイド・カフェ828」では毎回冒頭、防災の心得を流している。

長谷出張所の救急隊は市消防本部に再編された。長谷2丁目に待機所と車庫を構えていた消防分団も津波を懸念し、この建物の1、2階に移転した。

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