少年事件で家庭裁判所の審判を受ける子どもに、国費で弁護士の付添人を付ける「国選付添人制度」の全面的実現を訴えるシンポジウム「子どもたちにも弁護士を」が23日、横浜市中区の横浜弁護士会館で開かれる。横浜弁護士会主催。参加無料。
弁護士付添人は、少年の立場から審判手続きに臨み、少年の意見を裁判所に伝え、家庭や学校など少年を取り巻く人々と話し合い、立ち直りを支援する。現在、制度が適用されるのは、殺人や強盗致傷などの重大事件などに限られており、日弁連は範囲の拡大を訴えている。
シンポジウムでは、元少年鑑別所心理技官の浅野真さんが講演するほか、かつて事件を起こした元少年と、当時、付添人として活動した弁護士による対談も行われる。
午後1時半~4時。予約不要。問い合わせは、横浜弁護士会電話045(211)7715。
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