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「ナノ」核に産業高度化へ、拠点「NANOBIC(ナノビック)」が始動/川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2012年5月28日(月) 22:02

新産業創出へ運用を開始した「NANOBIC」=川崎市幸区新川崎
新産業創出へ運用を開始した「NANOBIC」=川崎市幸区新川崎

川崎市内産業の高度化へ、市は、超微細(ナノマイクロ)技術を核に産学官連携で新産業創出に取り組む。研究開発の拠点となるかわさき新産業創造センター(幸区新川崎)の新館「NANOBIC(ナノビック)」(国際ナノ・マイクロ技術産業化支援センター)が始動、医療、環境、エネルギーなど生活や社会への関わりが深い分野で事業化を図る。

ナノビックは「新川崎・創造のもり地区」に立地。2階建て総床面積1960平方メートル。新事業研究室、一時利用研究室を備えているほか、今秋には超精密加工などに必要な大型クリーンルーム棟(約2820平方メートル)が運用を開始する。すでに慶応大学、早稲田大学、東京工業大学、東京大学の4大学コンソーシアム(共同事業体)が、1マイクロメートル以下の微細領域である「拡張ナノ空間」の研究開発に着手。東大大学院工学系研究科と日本IBMによる共同研究もスタートしている。

28日に行われた完成披露会で、阿部孝夫市長は「ナノビックを創造的研究開発拠点とし、国際戦略総合特区との連携も進め、川崎の強みを一層発揮していく」と期待を込めた。4大学を代表し、東大の松本洋一郎理事・副学長は「ナノマイクロを国民、人類に役立てる取り組みを通じて、イノベーションシティー・川崎の実現へ向け、精いっぱい頑張っていく」と話した。

市はナノビックを拠点に市内企業の高度化を支援するため、産学公民連携の枠組みを核に技術供与、機器利用、共同研究などを推進。川崎臨海部の国際戦略総合特区との連携も視野に、副作用の少ない医療品や、少量の血液で検査が可能となる医療機器など、革新的な医療分野でも事業化が期待されている。

新川崎周辺にはものづくりに関連する先端企業が集積。ナノビックの完成を機に、市は、創造のもり地区周辺の企業、研究機関、大学など約36社・機関とともに「新川崎地区ネットワーク」を6月中に発足させる。事業者間の連携を図ることで、市内経済全体の活性化につなげていく考えだ。

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