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古都に新しい祭りを、「チームサムライ」が多彩な催し構想/鎌倉

社会 | 神奈川新聞 | 2012年5月12日(土) 14:26

鎌倉の祭りとして知られる「鎌倉カーニバル」(1954年、高柳英麿さん提供)
鎌倉の祭りとして知られる「鎌倉カーニバル」(1954年、高柳英麿さん提供)

世界遺産登録を目指す鎌倉で、市域全体が一体となれる市民主体の新しい祭りをつくろうとの構想が持ち上がっている。市民団体代表の呼び掛けに寺社関係者や郷土史家などさまざまな人が集まり、「チームサムライ」と称して実現を模索。“一芸”に秀でた団体などとも連携する。長い歴史を持つ街の特色を生かし「何百年も続くような祭りにしたい」と意気込んでいる。

呼び掛けたのは同市の防犯NPO「鎌倉ガーディアンズ」代表の大津定博さん。市内のイベント警備などに取り組む中で「世界遺産登録への盛り上がりのためにも、市民全体を巻き込む祭りができないか」といった声に接してきた。

今年初めにそんな思いをメールで投げ掛けたところ、多くの人が賛同。寺社や観光、教育、防犯などの関係者や自治会役員、郷土史家など多彩な顔ぶれがそろい、口コミで聞きつけた市民も参加。5回の会議に延べ約150人が集った。

会議を重ねる中で、▽源頼朝が秋に鎌倉入りしたことにちなみ、2014年秋の実施を目指す▽「チームサムライ」と名乗って企画を進める―といった方向性を確認。市民発案による自主運営、中心は未来を担う子ども、歴史考証に依拠―などの点が話し合われている。

具体的な案も生まれている。例えば、鎌倉の各地域ゆかりの有力御家人や僧侶らを選び、そうした歴史上の人物に扮(ふん)した子どもを集結させるアイデア。「鎌倉まつり」では若宮大路周辺が中古都に新しい祭りを、「チームサムライ」が多彩な催し構想/鎌倉心となりがちだが、これなら市内全域を巻き込める。さらに、武士や鎌倉時代と縁深い地域と連携することで「全国から『いざ鎌倉』と集結するのも夢ではない」と大津さん。

甲冑(かっちゅう)姿で走るマラソンやデザインコンテスト、剣道大会といったアイデアもある。

市内の企業なども得意分野で参加する。ウェブ制作などの「カヤック」は、「サムライ」と「ライブ」を融合させた祭りの名前「鎌倉サムライブ」を提案。鎌倉時代の装束を体験できる「梓想庵(しそうあん)」も、当時の衣装姿でアピールした。

「新しい祭りへの真剣な思いが伝わってくる」が、新しく祭りをつくり上げた経験は「誰も持っていない」。資金や交通規制、行政との連携など課題も山積で、今後は分科会を設けて具体的に検討する予定だ。

かつて鎌倉文士を中心に、戦争を挟んで催された「鎌倉カーニバル」や、今春で54回を数える鎌倉まつりの舞台となってきた鎌倉。

「長く続いている祭りにも、はじめの一歩はある。多くの人のアイデアや熱意を凝縮したい。祭りのチームが、それを実現するきっかけになれば」。動き始めたチームサムライに、もっと多くの市民の参加を呼び掛ける。

問い合わせは大津さん電話090(9814)0696。

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「鎌倉まつり」(2012年)。それらと同様に親しまれる祭りをつくり上げられるか
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