
色彩豊かに愛の世界を描き、多くのファンを持つ画家「シャガール 愛をめぐる追想」展が25日、横浜市西区の横浜高島屋ギャラリーで始まった。神奈川新聞社などの主催。
ほとんどが日本未公開となるスイスの個人所蔵作品を中心に、油彩画、水彩画、版画など約80点が並ぶ。
晩年の作品の一つである「画家の夢」では、空中に浮かんだ新郎新婦やバイオリン弾きなど、おなじみのモチーフを見ることができる。2度の世界大戦やアメリカ亡命など、ユダヤ人として過酷な時代を生き抜いたシャガールの、愛と平和への思いが込められている。
来場者は大きめの解説パネルをじっくり読んで、理解を深めていた。
5月7日まで。一般千円、高校・大学生800円。問い合わせは、横浜高島屋電話045(311)5111。
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