
夢見ケ崎公園(川崎市幸区南加瀬)でこのほど、同区役所日吉出張所から続く歩道の段差解消やトイレの新築などの整備が完了し、供用を開始した。
桜の名所としても知られる同公園の魅力をさらに発信していこうという事業の一環。
同公園から同出張所までの全長約200メートルの歩道では、街路樹が成長するにつれて太くなった根が、歩道の縁石や舗装を持ち上げでこぼこになる「根上がり」が全面的に起きている。そのため、小さな子どもやベビーカーを押して歩く親、車いすの高齢者らにとっては一苦労だった。
そこで、根上がりしても歩道に根が届かないよう、20センチほどのかさ上げを実施。さらにヒートアイランド対策として、遮熱性のある舗装も施したという。
女性と子ども用のトイレも新築。3カ所ある園内のトイレのうち、最も利用者の多かった広場横のトイレは、女性用は和式トイレ2基のみと少なく、子どもがお漏らしをしたり、行列が見られたりすることもよくあったという。
新設の「女性とこどものトイレ」には、小型の洋式トイレ4基と大人用洋式トイレ1基を設置。また、トイレ内にはおむつの交換台も新たに整備された。
同区企画課は「周辺の保護者らからは、利用しやすくなったという声をよく聞きます。桜も満開なので、ぜひ遊びに来てほしい」と話している。
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