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害獣捕獲をメールで通知、秦野でシステム試験導入 農家の負担軽減/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2012年3月10日(土) 13:35

はだの都市農業支援センターが試験的に導入している鳥獣わな監視装置=秦野市寺山
はだの都市農業支援センターが試験的に導入している鳥獣わな監視装置=秦野市寺山

秦野市とJAはだのなどでつくる「はだの都市農業支援センター」(同市平沢)は、農作物を食い荒らす有害鳥獣を捕獲するおりにイノシシなどが入ると、自動的にメールで関係者に伝わるシステムを全国で初めて導入した。まだ試験的な段階だが、おりを見回る農家の負担を軽減するとともに、子どもなどが誤っておりに入ってしまった事態に素早く対処できるメリットがあり、効果を見極めながら設置数を増やしていきたい考えだ。

同センターが導入したのは、NTTPCコミュニケーションズ(東京都港区)が開発した鳥獣わな監視装置「みまわり楽太郎」(1台約10万円)。畑の周辺に設置した捕獲おりにシカやイノシシが入り、扉が閉まると装置が作動する。1、2分後に、畑の農家や猟友会、JAなど、設定した複数の関係先に「わなが作動しました」というメールが発信される仕組みだ。

農家はおりやわなを設置した場合、見回りが義務付けられているが、頻繁な見回りが困難な場所もあるため、農家の労力が大幅に軽減できる。捕獲後すぐに対応できるため、食肉利用もしやすいという。

一方、昆虫採集に来た子どもや、徘徊(はいかい)の高齢者などが誤っておりに入ってしまった場合でもすぐに救出できる。

装置は昨年10月、秦野市寺山の農家武美佐雄さん(71)方の畑周辺に設置された。冬の寒さもあってまだ捕獲されていないが、武さんは「民家から離れた場所におりを設置している農家も多い。高齢化が進んでいるので負担が軽くなった」と話している。

同センターによると、市内の害獣による農作物被害は年間約2400万円で、害獣被害によって作付けができない農地を含めると約5千万円に及ぶ。市内には現在、52カ所に捕獲おり、41カ所にくくりわなが設置されており、2010年度の捕獲数はシカとイノシシいずれも23頭。

同センターの担当者は「国や県の補助金の動向を見ながら本格的な導入を検討していきたい」と話している。

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