9日午前8時25分ごろ、平塚市四之宮2丁目の市道交差点で、乗用車がワゴン車に衝突、弾みでワゴン車が近くを走っていた自転車3台を巻き込んだ。ワゴン車を運転していた同市横内、ペルー国籍の男性さん(34)が右腕を折る重傷、自転車の女性が頭に重傷を負った。他の自転車の女性2人は軽傷。
平塚署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで、乗用車を運転していた同市菫平、会社員の男(57)を現行犯逮捕した。
同署によると、信号機のない交差点を直進したワゴン車の左側面に、交差点で一時停止せずに直進した乗用車がぶつかった。
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平塚署によると、現場交差点では、昨年1年間に3件の人身事故が発生していた。死者は出ていないものの、同署は「交通事故多発交差点の看板を立てるなどの対策を取りたい」としている。
現場近くで理髪店を営む男性(67)によると、現場付近は近くのスーパーを利用する自転車の通行が多い上、東側の国道129号と西側の県道の抜け道になっているといい、「信号機を付けてほしい」と話した。
【神奈川新聞】