
JR東海道線や横須賀線で22日朝、オーバーランが相次いだ。どちらも電車を後退させると、踏切が正常に作動しなくなる恐れがあったため、そのまま隣駅まで走行した。計約3400人に影響した。
JR東日本横浜支社によると、東海道線茅ケ崎駅(茅ケ崎市)で同日午前8時55分ごろ、籠原発小田原行き下り普通電車が停車位置から30メートル過ぎて止まった。当時雨が降っており、40代の男性運転士は通常より20メートル手前でブレーキを掛けたが、滑って止まらなかったという。
一方、横須賀線新川崎駅(川崎市幸区)で同日午前9時45分ごろ、逗子発千葉行き上り普通電車が約50メートル行き過ぎた。運転士見習いの20代男性が、ブレーキを掛けるタイミングを誤ったという。