16日午後6時35分ごろ、横浜市中区本牧原の12階建てマンション敷地内に、女児が倒れているのを近所に住む男性(69)が発見し、119番通報した。
山手署によると、このマンション8階に住む5歳の女児で、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。署は、女児が居室のベランダから約23メートル下の地上に転落したとみて、詳しい状況を調べている。
署によると、ベランダの手すりの高さは約1・2メートルで、近くには座面までの高さが約40センチの椅子があった。女児の身長は約1メートルという。
女児は、両親と祖母、弟の5人暮らし。署によると、当時在宅していた母親は生後3カ月の弟の世話をしながら眠っていたため、女児の転落に「気付かなかった」と話しているという。
マンション内で、女児に会ったことがあるという高校1年の男子生徒(15)は、現場に花を手向け「びっくりした。残念です」と話した。