31日午前8時50分ごろ、横浜市西区南幸2丁目の10階建てホテルの解体工事現場で、外壁の周囲に設置してあった防護用の金属製パネルが崩落した。
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戸部署によると、パネルやがれきがホテル沿いの市道などに倒壊。影響で市道の通行止めが同日夜まで続いた。けが人はなかった。
署によると、作業員が解体工事のためクレーン車を操作していた際、クレーン車のアーム部分が防護板を支えていたワイヤに引っ掛かり、崩落を招いたとみられるという。事故発生時には少なくとも2人が作業に関わっていたとみられる。
現場は横浜駅西口から南西に約500メートルの繁華街。通勤時間帯とも重なり、周辺は一時騒然となった。
現場近くの会社に勤める男性は「ガシャンという大きな音がして、様子を見に行ったら、一面に砂ぼこりが舞っていた」と驚いた様子だった。付近の飲食店に出勤途中に現場を通り掛かった女性(24)は「巻き込まれなくてよかった」、近隣に住む男性(67)は「しっかり崩落対策を取ってもらいたかった」と話した。