川崎市川崎区鋼管通3丁目のアパート一室で6日、女性が頭部から血を流して死亡しているのが見つかった事件で、県警捜査1課と川崎臨港署は7日、殺人の疑いで、韓国籍で同区池上町、自称派遣社員の男(69)を逮捕した。
逮捕容疑は、5日午後6時ごろ、この部屋に住む無職女性(88)を殺害した、としている。調べに対し、「やっていない」と容疑を否認しているという。
司法解剖の結果、死因は頭や顔の粉砕骨折による出血死と判明した。県警は鈍器のようなもので頭部などを複数回殴ったとみて調べている。
県警によると、アパート近くの防犯カメラに、事件が発生した時間帯にアパートの様子をうかがう不審な人物が写っていたという。
7日午前10時ごろ、現場から約60メートル離れた同区田島町の路上で同容疑者が自転車に乗っていたところを捜査員が発見。防犯カメラの人物と似ていたために任意で事情を聴き、事件に関与した疑いが強まったとして逮捕した。
事件は6日午前11時45分ごろ、この部屋を訪れた訪問マッサージ師の男性(47)が、あおむけの状態で倒れている女性を発見した。