中国人グループによるスマートフォン決済サービス「メルペイ」の不正利用事件で、神奈川など8県警合同捜査本部は1日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、東京都港区白金台2丁目、中国籍で会社役員の男(30)を再逮捕した。男の自宅から押収したパソコンやスマートフォンなどから約290万人分の決済IDやパスワード、1億件のメールアドレスが見つかったことから、神奈川県警は男が中国国内での大規模グループの中心人物とみて、全容解明を進めている。
再逮捕容疑は、男は氏名不詳者らと共謀し、2021年12月~22年1月ごろまでの間、フリーマーケットアプリ「メルカリ」で、埼玉県などに住む20~70代の男女12人のアカウントに不正アクセスした、としている。男は「私はやっていない」と供述し、容疑を否認しているという。不正送金などの被害は確認されていない。
「過去例ないほどの情報量」
フリマアプリで不正アクセス 容疑の中国籍の男を再逮捕
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押収されたパソコンやスマートフォンなど=相模原警察署 [写真番号:1156289]
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フリマアプリの運営者を装いフィッシングサイトに誘導するメール文=相模原警察署 [写真番号:1156290]
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ターゲット側の端末に表示される情報入力画面(右)と、詐欺グループ側の操作する管理画面(左) [写真番号:1156291]