新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で5日、未就学児を含む10歳未満~90代の男女67人の感染が新たに確認された。横浜市内でクラスター(感染者集団)が相次ぐ一方、35人の感染経路が不明となっている。
社会福祉法人「白根学園」が運営する横浜市旭区の障害者支援施設で、20代の女性利用者と女性職員の感染が判明した。施設関連の感染者は45人となった。
また、聖隷横浜病院(保土ケ谷区)で30代の男性看護師が感染。既に入院患者らから陽性者が出ており、市はクラスターが発生したとみている。80代の女性客ら2人の感染が明らかになった市内のカラオケスナックでも、クラスターが起きたとみて調べている。
市立中学校の30代女性教諭の陽性が判明したが、マスクを着用しており、校内に濃厚接触者はいないとしている。一方、40代女性保育士の感染が分かった保育園は臨時休園にした。
市内ではこのほか、小学生男児の兄弟や未就学女児の家庭内感染もあった。
川崎市宮前区の60代女性は、とどろきアリーナ(中原区)と宮前スポーツセンター(宮前区)で教室を担当するインストラクター。麻生区の市立中に通う男子生徒も陽性となったが、校内に濃厚接触者はおらず、休校措置は取っていないという。