1923(大正12)年9月の関東大震災発生から100年の節目を前に、震源地(相模湾北西部)近くで甚大な被害を受けた小田原市内の惨状の記録を知ってもらおうと、江戸時代から続く老舗薬局「済生堂薬局小西本店」(同市本町4丁目)は12日、同市史編さん嘱託員の星野和子さん(70)を講師に招き、講演会を開催した。大正時代末期に建てられた店舗の奥座敷で、市民らが発生当時の話などに耳を傾けた。
体験しないとわからない恐怖
関東大震災 道路に亀裂、燃える街 小田原惨状の記録
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大正時代末期に建てられた薬局の奥座敷で開催された関東大震災を知る講演会=12日、小田原市本町4丁目 [写真番号:1147082]