釜石市で津波不明者捜索
社会 | 共同通信 | 2023年3月10日(金) 11:40
東日本大震災から11日で12年となるのを前に、岩手県警釜石署や地元消防などは10日、津波被害に遭った釜石市の沿岸部で行方不明者を捜索した。同市では、今も152人の行方が分かっていない。
水海海岸の捜索には同署員と消防隊員、嘱託警察犬を連れたボランティアら30人ほどが参加。署員らは海岸沿いを歩き、砂地を掘り返して手掛かりがないか確認した。近くの鏡海岸では、海上保安部の約40人が不明者を捜し、潜水士による海中捜索も実施した。
小学1年の時に同県宮古市で被災した釜石署地域課の坂本愛里巡査(19)は「ご遺族に手掛かりを一つでも返すことができるよう全力で当たる」と記者団に話した。