死亡のバス運転手を書類送検へ
社会 | 共同通信 | 2023年3月8日(水) 16:49
名古屋市の名古屋高速道路で昨年８月、大型バスが分離帯に衝突して横転・炎上、乗客ら９人が死傷した事故で、愛知県警が１０日にも自動車運転処罰法違反（過失致死傷）の疑いで、バス運行会社「あおい交通」（同県小牧市）の社員だった大橋義彦運転手＝当時（５５）＝を容疑者死亡のまま書類送検する方針を固めたことが８日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、県警は事故直前に大橋運転手の体調に異変が起きた疑いが強いと結論付けた。あおい交通は長時間労働を認めているが、運転手本人が死亡し、体調不良の原因特定が困難なことから、過労運転下命や容認容疑での同社の立件は見送られる見通し。
