「最強寒波」の影響で県内は25日朝、氷点下5・0度まで低下した海老名市など全5地点で今冬の最低気温を更新した。一日を通して厳しい寒さとなり、最高気温も5度前後にとどまった。
気象庁によると、同日朝の最低気温は藤沢市が氷点下2・9度、小田原市で同2・3度、横浜市中区は同2・1度、三浦市では同1・6度だった。「寒気と放射冷却の影響で気温が低下した」(横浜地方気象台)という。
日中も気温は上がらず、藤沢の5・3度が県内で最も高く、最低の横浜は3・7度にとどまった。三浦半島を除く各地に低温注意報も発表された。南足柄市矢倉沢の「夕日の滝」では、つららや樹氷状の氷が連なる“真冬の絶景”が見られた。
26日も寒い一日となる見通しで、朝の予想最低気温は横浜で0度、小田原では氷点下4度。東京で24日夜に初雪が観測されたが、横浜では7日に初雪が観測されている。(渡辺渉、写真は浅川将道)
神奈川全5地点で氷点下、今冬最低 海老名はマイナス5度
午前11時時点で氷点下4度。水しぶきが凍り、周囲を白く装った「夕日の滝」=南足柄市矢倉沢 [写真番号:1136390]