地震や豪雨、火山噴火の特徴や対応行動を学ぶ参加型防災訓練「RED」が19日、座間市内で行われた。初の試みで、多くの家族連れが体験や学習を通じて、どうすれば命を守れるかを考えた。

REDは「Real Elemental Disaster」の略で、「リアルな自然災害」の意。地元で起こりうる災害に関する知識を蓄え、備えを実践してもらおうと、座間青年会議所を中心に企画し、NPO法人「ざま災害ボランティアネットワーク」や市消防本部などが協力した。
注目を集めたゲリラ豪雨の体験では、消防のホースで高所から放水し、激しい雨を再現。かっぱに長靴姿で傘を差し、小学生の娘2人と臨んだ市内の女性(38)は「子どもが登下校の時に豪雨に遭う可能性もあるので、体験しておこうと思った。水の勢いがよく分かった」と雨の怖さを実感していた。
火山の模型で噴火再現
地震や豪雨、火山噴火の備えを実践 座間で初の参加型訓練
注目を集めたゲリラ豪雨の体験。高所からの放水で激しい雨を再現した=座間市消防本部 [写真番号:1124229]
模型を展示し、住まいの耐震化や家具固定の大切さを訴えた=スカイアリーナ座間 [写真番号:1124230]
ソーラーランタンをテントにつり下げた避難所体験のブース=スカイアリーナ座間 [写真番号:1124231]
紙コップを使って手作りした火山の模型に重曹などを入れ、噴火の様子を学ぶコーナーは子どもたちに人気=スカイアリーナ座間 [写真番号:1124232]
避難準備のブースでは、非常持ち出し袋に入れておくべきグッズを並べ、「歯ブラシも大切」などと説明した=スカイアリーナ座間 [写真番号:1124233]