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横浜・京三製作所放火の元警備員 初公判で起訴内容認める

社会 | 神奈川新聞 | 2022年11月16日(水) 20:41

横浜地裁

 横浜市鶴見区の京三製作所で2021年、工場2棟に放火したなどとして、現住建造物等放火などの罪に問われた大和市の無職の男(24)の裁判員裁判の初公判が16日、横浜地裁(奥山豪裁判長)であった。起訴内容に間違いがないか問われた被告は「ございません」と述べた。

 検察側の冒頭陳述によると被告は当時、勤務先の警備会社に派遣された同製作所の警備員だった。別の派遣先でパソコンが盗まれた際に警備会社から疑われたことから恨みを抱き、被告が同製作所に侵入してモニターを盗んだ後も警備体制が変わらないことなどで不満を強め、警備会社の信用を失わせるため犯行に及んだと指摘した。

 弁護側は争点は量刑だとした上で、人身被害がなく、同製作所に生じた約160億円の損失の多くは保険金で補填されているなどとして「不特定多数の生命や財産にどの程度危険を及ぼす行為だったか念頭に置いて」と訴えた。

 起訴状などによると被告は21年1月14日、従業員ら3人がいた同製作所工場(鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て)に侵入、ガスバーナーで放火して約1050平方メートルを焼損させ、無人の第2工場(鉄骨造2階建て)にも侵入し、同様に放火して約500平方メートルを焼損させた、とされる。20年に同製作所内に侵入してモニター計7台を盗んだとする建造物侵入と窃盗罪でも2回、起訴された。

 
 

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